不思議な世界を体験 映画『メガロポリス』の感想・考察
こんにちは、千年鯨です。今回紹介するのは映画『メガロポリス』です。
映画『メガロポリス』が公開された当初、評判が面白いか面白くないかの賛否両論でした。
それを知ってから、本当に面白いのかどうかと気になったので実際に見てみたのです。
これから映画『メガロポリス』のあらすじや感想について詳しく記します。
映画『メガロポリス』の基本情報
映画『メガロポリス』の基本情報は以下の通りです。
監督・制作・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
主演:アダム・ドライバー(天才建築家カエサル役)
映画『メガロポリス』は『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』を手掛けたコッポラ監督が長年、構想して私財:1億2000万ドル(約186億円)を投じて作り上げました。
ジャンルはSFで叙述詩、アメリカが舞台ですがローマ帝国に見立てたという設定であらゆる人間劇が繰り広げられます。
映画『メガロポリス』のあらすじ
1.21世紀、アメリカのニューローマという都会では富裕層と貧困層がいて格差が大きく広がっていた
2.そんな中、天才建築家である主人公カエサルは財政難という事情を抱える市長と対立しながら、ニューローマの開発をしようと試みる
3.敵対している市長の娘ことジュリアはカエサルの価値観に触れて、彼のことを知りたいと恋に落ちていく。
4.主人公カエサルは市長との対立や開発に加え、一族の後継を狙ういとことも対立し波乱万丈な半生を進むのだった
映画『メガロポリス』の感想・考察
映画『メガロポリス』を一言で例えるならば、壮大ですね。
独特なストーリー、複雑な人間関係、そして大掛かりな撮影と魅了されました。
これから映画『メガロポリス』の詳しい感想・考察について記します。
感想・考察-1 なんかストーリーが壮大ですごい
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映画『メガロポリス』がSNSで賛否両論だったのは、ストーリーが簡単には理解できなさそうなものだったからですね。
たしかに、映画『メガロポリス』は何がなんだかわからなくてすごかったです。
何気ない伏線が回収されたり、事件が起きたりと衝撃な展開がたくさんあったので即座に理解するのは難しかったですね。
全体的に難解でしたが、カエサルとジュリア、ジュリアと彼女の父である市長との愛の物語にはうるっとしました。
映画『メガロポリス』の勢いはすばらしく、理解できなくてもなんとなく楽しかったです。
感想・考察-2 大掛かりな撮影がすごい
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映画『メガロポリス』のすごいところはとにかく大掛かりな撮影です。
カエサルが属する一族の長とアナウンサーでありカエサルの過去の女との結婚式、カエサルを敵視するいとこがリーダーとして起こした反乱の場面はすごかったです。
まるで自分がその場にいるかのような体験ができました。
コッポラの映画の良さなんですよね、自分がその場にいるような雰囲気になれるというもの。
映画『メガロポリス』でもそのような体験ができて面白かったです。
感想・考察-3 創作者の心に触れられる
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映画『メガロポリス』で一番印象に残ったセリフは「時よ、止まれ」です。
ヒロインでかつ敵対する市長の娘ことジュリアが主人公のカエサルに興味を持ったきっかけが、カエサルが時を止めるところを見たことです。
そう、この時よ止まれがこの映画でけっこうたくさん出ていたのですよね。
この時の中で描かれる世界がすばらしかったです。
どんな意味がこめられているのかと気になってしました。
映画を見続けて思ったのは、時というのは進むもの、うれしかったこと楽しかったことという幸せもすぐに去ってしまうことです。
でこの幸せだったものを形にしていけるのが、創作物なのかなと。
カエサルが表現していくもの、追求するもの、カエサルが作ったものを見て感じるのは時なのでは。
創作物=時を閉じ込めるものというのがもしかして映画『メガロポリス』で伝えたかったことなのかなと思いました。
まとめ 話は難しいけれど面白い それが映画『メガロポリス』の魅力
映画『メガロポリス』は評価が賛否両論を呼ぶほどの作品ですが、見ないのはもったいないです。
ストーリーは難しいですが、映像の勢いがすごくて大掛かりな撮影もあって面白かったです。
創作者や芸術家の心に触れられるような場面もあるので気になった方はぜひ見ることをおすすめします。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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